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【映画評】★4 グレイテストショーマン

 今更ながらグレイテストショーマンを鑑賞しました。 公開当時ツイッターで面白いとバズって有名だったので、よし休日こそAmazonプライムで見よう見ようと思っていたのに、結局こんな時期になってしまいました。

 時代背景は、まだアメリカで外見的に特徴のある病気だったり、黒人だったり、頭にあざがあったりする人を「見世物」として扱っていた時代です。登場人物によっては家族から隠され恥とされていた人もいました。それを「楽しいところ」「一人一人が輝く場所」として太陽の下に引き出したというところがグッドポイントだと思います。

 ショーのシーンでは出演者たちのダンスが非常に綺麗。音楽も力を入れているためか非常に楽しいです。これはやはり映画館で観るべきだったと悔やまれます。

 ストーリーはだんだんと総監督・ショーマンである主人公ヒュー・ジャックマンが欲と出世に目をくらませますが、そのうちにすべてを失い、本当に大事なものを見つけていきます。ここらへん、より丁寧に書かれたらもっと映画としてストーリーも美しくなりそうなのですが、あんまりにも長くして冗長なお涙頂戴映画になっても楽しくないから、これはこれでいいのかな、と思いました。ただしWikipediaで情報を補完する必要がありそうです。

 

 今の時代にも、自分の力ではどうしても変えられないもののためにいじめられていたり、何か言われていたりする人もいると思います。芸能人で言えば渡辺直美さんがこの映画をとても評価していたのを思い出します。好きでそうなったわけではないのだから、馬鹿にされる理由や、ましてや存在しなかったものとして扱われる必要はありません。そういった普通ではないとされている人たちに大きな希望を与えた映画ではないでしょうか。

 私の中で今のところこういったミュージカル映画でトップになるのは往年の名作オペラ座の怪人、そしてレ・ミゼラブルになります。

 最後に繰り返しになりますが、出演者たちのダンスが非常に綺麗です。音楽もライトもきらびやかで非常に楽しいです。やはり映画館で観るべきだったと思います。