いろいろなことに挑戦する記録

二児のワーママ、人生を合理的に進める記録

「自分が選んだ道なんだから好きにしろ」に思うこと

「(子供が)自分が選んだ道なんだから好きにしろ」

という言葉。中高生の時にはよく耳にしました。父親から言われるこの言葉の真意は、

「(自分が思うすごい道から外れるようならもう知らない)自分が選んだ道なんだから好きにしろ(あとは知らない、責任も負わない、俺の教えたとおりにしないからだ)」

でした。なのでこの「自分が選んだ道なんだから好きにしろ」という言葉を聞くにつれ、非常に突き放されたようなひどく傷つく思いをしたものでした。

最近になってこんな言葉をほかの人から聞く機会がありました。中高生の娘さんが高校を中退したり、不登校になったりなど…とにかく親としては”まっとうな道ではない”から「自分が選んだ道なんだから好きにしろって思いますよね」と聞かれました。結局その方は”自分のようにもっと高みにいてほしい”わけでした。

『それは責任の押しつけじゃないかな』そんな言葉をぐっと飲み込みました。

 

子供を親のレールに乗せる、というわけではありませんが、このご時世、選択肢はごまんとあります。選択肢は多いほど、逆に迷ってしまって決断できないというのを選択の科学のTEDで教わりました。子供に選択肢を選ぶ時間は正直ありません。だからこそ親が選択肢をほんの少し減らしていくことが求められるのではないでしょうか。そしてその絞られた選択肢から子供に選んでもらうほうが、時間の節約にもなります。

それに必要なものが子供のアセスメント。すべて正確に行えるかといえばそうではありませんが、興味を示したものとそれに付随するものをきちんと親が把握する。

 

昨今共働き家庭が70%を超えてきました。親が子供にかかわれる時間も減っています。我が家も共働きです。子供にかかわれる時間は少なく、生きるのに精いっぱいの毎日を送っています。だからこそ、子供の興味関心をしっかり聞きたい、質の良い時間を過ごしたいと思っています。自分は積極的に育児にかかわらなかったくせに「自分が選んだ道なんだから好きにしろ」なんていううちの親のような昭和な言葉は間違っても使いたくないですね。

 

ちなみに我が家は子供の性質や地域の荒れ具合からすると、フリースクールや寮生活も選択肢に入ると考えております。高学歴がワープアになったり定額働かせホーダイになっている現状をかんがみると、やはり”一律に”高い学歴を求めるのではなく(「GMARCH以上じゃないとね~」みたいなのではなく)、本人のやりたいことをやれる環境を一緒に探す方針のが一番だと思います。