爆発的に増える手足口病の超簡単な備忘録。
手足口病とは?
ウイルス(エンテロウイルスやコクサッキーウイルス)によって発症する疾患。
ウイルスも多様なため、何回もかかることもある。乳児時期はかかりやすく、かかることで免疫をつけていく。
夏に流行すると言われているが、昨今季節関係なく流行する。
ウイルスに感染してから3~5日で、手のひら、口の中、足の裏に発疹(★ぶつぶつ、見かけは水いぼに似てる・かゆみはない★)ができる。最近は臀部、肛門周辺、四肢にもできる。
★発熱は約3分の1にみられる★熱がないけれど受診して診断つけてもらって登園届を出さなければならない園もあり。ぶつぶつだけで病識が薄い保護者への説明は丁寧に。
ほとんどが数日以内に痂皮化していく。色素沈着も見られるが、長い経過のうちに消える。
★コクサッキーウイルスA6というものに感染すると、爪が変形し(爪が真ん中から割れたような感じ)脱落することもある★保護者や保育者がこれを知らないとびっくりするので注意。
治療は?
ウイルスによるものなので対処療法のみ。
熱があれば解熱剤を使用しながら、口腔内にある場合はご家庭で食べやすいものを提供するなど。合併症があるため、発熱が2日以上、食事をとれない、脱水、ぐったりして意識がないなどの場合はすぐに受診。
うつるの?
飛沫、接触、糞便より感染する。
乳児のよだれ、鼻水は特に気を付けるべき。おもちゃのなめ回しから感染する。
症状がおさまってからも2~4週間は感染源となりうる。
また、保育者の衛生意識の低さから、ウンチ処理の後手洗い不測のため伝搬してしまうことも。
★日ごろからの手洗いを大事に!!★
出席停止は?
ウイルス伝播が数週間にわたるので出席停止が非現実的。なので(自治体によって変わるが)食事が取れて熱がなければ出席OK。
出席停止がないためウイルスを排出したまま登園⇒感染が広がるパターンあり。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/441-hfmd.html